CUSTOMER'S VOICE

綿密に設計されたWi-Fi環境を軸に
介護する人・される人の安心と快適を実現
40年以上前から高齢者を支える施設を運営されてきた寿楽園様。要介護者の日常生活を24時間体制で支えています。2019年5月、令和の幕開けにあわせて現在の建物を新築移転。特別養護老人ホームのほか、ショートステイ、デイサービスセンター、居宅介護支援サービスを提供しながら、幅広い世代の人たちとの接点を生む地域の交流拠点として施設内におしゃれなカフェ「CHARCOAL BOTTLE」も併設しています。これまでにない新しい感覚で老人介護に向き合う事業者様です。
社会福祉法人明和会 寿楽園様
【インタビュー】
施設長
下薗 聡様

【導入システム】
・基幹ネットワーク/Wi-Fi機器NEC Univerge IX/QX-S/QX-Wシリーズ
・IPハイブリッド型電話交換システム NEC Univerge Aspireシリーズ
・ナースコール連携IPインカムシステム
・ネットワーク監視装置 GC1
介護記録システム「Notice」が出会いのきっかけ
スマホから簡単に介護記録を入力・共有できる「Notice」の導入を希望されていると伺い、「これは役に立てるかもしれない」と思ったと同時に、介護業界に対する聡明でチャレンジングな姿勢にベンダーとして気持ちが沸き立ったのを覚えています。

下薗様:これからの介護施設は、積極的に新しい技術を取り入れて「効率」と「質の高いサービス」の両方を提供していく努力が必要だと思っています。
新築移転するにあたり「Notice」の導入はマストでした。ベッドサイドでも入力ができるシステムの特性をフルに活かすには、すべてのエリアに安定して電波が届くWi-Fiネットワークが前提になると思っていました。水や電気と同じようにWi-Fiはインフラなので「徹底的にやってください」とオファーした記憶があります。
建て替え前の施設でもWi-Fiは完備していたのですが、ローミングで通信が遮断されることがストレスだったので、新施設ではローミングなしで構築してほしいとリクエストしました。

それを踏まえてWi-Fi設計には時間をかけました。アンテナ等もすべて天井裏に隠したいというご要望だったので、ヒートマップで電波強度や干渉についても計算し、過剰コストがかからないようにできるだけ基地局を少なく、なおかつ電波のヌケやモレがでないように注意しました。

下薗様:おかげで今はWi-Fi環境についてはまったくストレスがありません。監視ツールも入れてもらい24時間356日監視していただいているので安心面でも満足しています。停電があった時もすぐに対応してもらえ、現場の混乱もありませんでした。
しっかりとしたWi-Fi環境を作っていただいたおかげで、「Notice」の特性を存分に活かして業務効率も上がりました。スマートフォンで直感的に操作でき、職員のストレスもありません。また、管理データを共有できるので、問題があった時もデータをもとに仮説・検証、原因の特定ができるようになり、会議も早くなりました。
今後は屋外にコンテナを使った面会スペースやウッドデッキを設ける予定なので、そこでもゲストWi-Fiが使えるようにしていただきたいと思っています。


その後、隣にある建屋からもサーバにアクセスしたいとのご要望を受け、VPN (Virtual Private Network)での構築も実施致しました。

下薗様:離れた場所からもサーバにアクセスできるようになり、どこにいてもノンストレスで業務ができるようになりました。また、コロナ禍のテレワークでもVPNは大いに役立ち、働き方の自由度が上がったこともよかったと感じています。
IPインカムの活用でリアルタイムな情報共有を可能に
今ではかなり普及してきたIPインカムですが、当社としては寿楽園様が初めての導入事例でした。介護業界としてもアーリーユーザーだったと聞いています。

下薗様:人材が不足している介護業界において、常に考えなければならないのが業務の効率化と介護者の負担軽減です。時間に追われる職員同士がリアルタイムに情報を共有できるインカムシステムは、今では欠かせないアイテムとなりました。
職員間の連絡はもちろん、ナースコールもインカムで受ける連動システムを採用しているので、ご利用者様への快適で安心なサービスにも役立っています。職員の少ない夜間帯は、特にその効果を実感しています。広い施設内でもインカムを通じて迅速な対応ができますし、急変時には発見者が救命対応をしながらインカムで応援要請ができるのも助かっています。
エビデンスに基づいて
最適なWi-Fi環境を設計
SI営業課
金丸 六法
SI営業課
山口 蓮太朗
寿楽園様は、介護記録システム「Notice」やIPインカムなど、施設で運用するシステムをすべてWi-Fiに一本化することで、環境投資コスト的にも効率的に構築できた事例です。
お客様が選定された「Notice」が求める、安定したWi-Fi環境の構築のために、データに基づいた事前設計に力を入れました。
このような背景から、介護施設における携帯通話のディファクトであったPHSの採用を見送り、無線通信はWi-Fi一本化とすることで、PHS基地局設置のコストを削減。
介護記録システムとインカム、ゲストWi-Fiなど、用途別のネットワーク作りでは、私たちが得意とする無線LANの統合・管理技術でアクセスポイントのパフォーマンスを最大限に活かした環境が実現できました。
今後も見守りカメラやベッドセンサーの導入採用など、介護現場のDX化においてWi-Fiをはじめとするネットワークインフラの重要性はますます高まってきていると考えます。

Wi-Fiネットワークを基幹インフラと考え、新しい発想でさまざまなことにチャレンジされる下薗様には、私たちも大いに刺激を受けました。
過去、当社が出展する展示会で「CHARCOAL BOTTLE」さんのコーヒーを提供していただくなど、いい関係でお付き合いさせていただいています。
これからもなんでもご相談いただけるよう、技術向上や関係構築に励んでまいります。